釣りファンクラブ北海道
コマイ(カンカイ)の投げ釣り
仕掛け
 胴付きの二本針タイプで、非常に使いやすいタイプの一つだ。魚の群れが大きい時や、活性が高く、魚が浮いているような時には有効となる。また、ポイントが遠く遠投が必要な時には必須となる。更に活性が高く、喰気の旺盛な時には、針数を増やすと更に大漁に近付けるだろう。大抵の場合は3本から4本が目安。それ以上は、投げ辛く、またお纏りしてしまう。針サイズは13号前後がベストだが、個体が大きいのであれば、16号くらいのものを使用すると良い。
 カレイ釣りなどでは一般的な誘導式の仕掛けだ。産卵前のものや、水温が安定しない時など、喰気の渋い時には活躍する仕掛けとなる。針サイズは柔軟に考え13〜15号にし、流線やカレイ針よりは丸セイゴやアイナメ針と、口の大きい魚用の針の方が好ましい。
 胴付きタイプも誘導タイプも極一般的な仕掛けで、投げ釣りをする人なら、必ず予備も考え沢山持ち歩いていると言っても過言ではない仕掛けの代表である。ここで押さえておきたいのは、コマイ(カンカイ)はタラ科の魚であると言うことだ。一般に売られている仕掛けで、カレイ・コマイ用と表示されているのをよく目にするが、カレイ類の口よりもコマイの口は遥かにデカイ。アブラコ(アイナメ)の口よりも大きいと言っても大袈裟ではない。いくら合わせても魚が乗らない様な時は、針のサイズを大きくしたり、針の種類を変える必要があると思います。カレイ釣りの針と一緒では乗りが悪いと言うことを知っていて欲しいところです。
タックル
 竿は4.2m前後の投げ竿で良いと思います。3.6mほどの投げ竿でも近場を攻めるときなら全然対応出来ます。リールも遠投が必要なポイントの時以外は普通の安いスピニングリールにナイロンライン4〜6号で十分です。遠投が必要とならない限りは、特にラインを細くしたり強度を保つ必要は無いでしょう。
 餌持ちを考えると、イワムシを使用したところ。しかし、イソメの方が喰いが良い時もありますので、出来れば両方用意出来たらベストです。太平洋でのコマイ釣りではイソメの方をオススメします。イワムシを使用する時は、1〜2cmほどに切って針に通しておくだけで釣れることも。
釣り方
 コマイは漢字で氷下魚と書かれ、氷の下などの氷点下になるような低水温域で産卵するので、近間でも釣ることが出来る。近投・遠投と投げ別け、その日のコンディションにあった針や餌をより速く見極めて使い分けるのがコツとなる。活性の高い時や産卵後などは、向こうアワセでも問題ないが、喰いの渋い時はアワセも重要になってくる。
必要道具・その他
 冬の投げ釣りの代表にも成り得る魚だ、しっかりとした防寒を用意しておかないと危険だ。夕間詰めなどに釣果が集中することもあるので、ヘッドライトやギョギョライトもあると日が暮れてからの釣りにも対応出来る。練炭や薪で火を起こすのも寒さ対策としてはありだが、火の始末には十分気を付けて頂きたい。投げ釣りなので、三脚を忘れる人は居ないだろうが、堤防や防波堤なら、水汲みバケツも持って行くと良い。
主な対象魚
コマイ
スナガレイ
クロガシラガレイ
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